観察
とりあえず箇条書きにまとめてみました
- エンジン不動
- キックスターター固着
- 前後ブレーキは固着なし
- 手押しはできる
- 手押しでの異常は無し
- タイヤは前後パンクはしてない
- 電装系は確認できず
- 鍵はオリジナルが一本
- その鍵でハンドルロック、メインスイッチ、ヘルメットホルダーの操作可能
- 左ハンドルスイッチ壊れ
- タンク内錆あり、穴開きは無し
- シートは破れあり
- シートベース、スポンジは良好
- 全体的に錆は少ない
ざっとした観察ではありますがこんな感じです。
他年式のMD50との違い
これは見れば見るほど面白いです。違う点も多いし、一つずつ画像アップすると重くなるので前後左右からの画像載せます。
これも数が多いので箇条書きでまとめます。
- イグニッションスイッチがサイドカバー
- キーライト
- パイプ支持のフロントフェンダー
- ハンドルブレース無し
- インナースロットル
- グレーのワイヤー
- 三角スピードメーター
- Vの字カットのヘッドライト
- 左右異型のカバン掛けフック
- フロントキャリアの持ち手無し
- フロントキャリアの底面の鉄板無し
- フロントサイドのリフレクター位置
- フロントフォークの色分け
- パイピング付きの黒いシート
- 三角タンク
- ガソリンメーター無し
- 給油口のロック無し
- サイドカバーの『50』の立体エンブレム
- ホンダウイングマーク付きの片キー
- 車体番号がサイドカバー付近
- ポイント点火エンジン
- モナカマフラー
- テールランプサイドオレンジのリフレクター
- アクスルシャフトが丸頭
- アラヤ製前後ホイール
- フロントタイヤはNITTO NT-77 2.75-14
- リアタイヤはイノウエ
- 左右ハンドルスイッチ
- 通称胃袋型のコネクティングチューブ
- ホーンが特殊
上げればキリがないのですがすぐわかるのでもこれくらいです。
僕のMD50の年式
以上のことから僕のMD50はどうやら1973年式のド初期のもののようです。
自分で言うのもなんですが、これはなかなかお目にかかれないものではないでしょうか?
古いMDは三角タンクに三角メーターというのは知っていたのですがキーライト付きとか行灯カブくらいでしかみたことがなかったのでちょっと得した気分になりました。
僕が現在MD50以外にモトラ(1982)、カブ(1982)、モンキー(1995)がありますがモンキー以外6V車両です。
スペック
改めて僕の年式のMD50のスペックを調べてみました。
車名及び型式 | ホンダMD50 |
長さ m | 1.820(貯保用1.805) |
幅 m | 0.690 |
高さ m | 1.085 |
軸 距 m | 1.195 |
原動機の型式 | MD50E |
排気量 L | 0.049 |
内径×行程 mm | 39.0×41.4 |
圧縮比 | 8.8 |
圧縮圧力 ㎏/c㎡-rpm | 12.0-1.000 |
最高出力 PS/rpm | 4.0/9.000 |
最大トルク ㎏ m/rpm | 0.35/7.000 |
どう仕上げるか
少ない資料を漁っているうちにそのオリジナル度の高さを認識するにつれて私の中のひねくれ虫が騒ぎ出しまして、当初のノーマル戻しで乗ろうかと考えています。
手持ちのストックエンジンとかFIエンジンの方が全然楽なんですけどね。パーツの供給もあるし、CDI点火で12Vで灯火類も安定するし、4速だから燃費も良いし、巡航回転下がってエンジンにも優しいし。けどそれと引き換えに失うもの(オリジナル度)も大きくなります。
キャブエンジンでのCDI化くらいなら最小限で済むかもしれませんが、FIエンジンとかなるとタンクにガソリンポンプの増設とかマフラーのセンサー取り付けとか切った貼ったしないといけません。
私はド初期のMD50にそれをするほど肝は座っていません。
経験上なにか一つ変えるとタガが外れます。
例えばエンジンを載せ替えると「どうせエンジンも変えたし」と自分に言い聞かせ色々変えることに抵抗がなくなります。
12V化やそれに伴う灯火類のLED化、ホーンの交換、再販品や社外品のグレーじゃないワイヤー類、サイズ違いのタイヤ、とかですね。エンジンもなんでもアリになってくるでしょう。
「ノーマル」っていう縛りが無くなれば自分自身が作るのも乗るのも楽できます。
特に今回は特殊の塊のような車両ですのでノーマルはかなり苦戦するでしょうね。
あのコネクティングチューブになにかあった場合やあのホーンが壊れていたら頭を抱えることになるでしょう。
「その分完成したときの喜び・・・」
「やりがいが・・・」
と言えば聞こえは良いんですけど、要はひねくれ者なだけかもしれません。
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