以前の記事で
チラッと出てたエンジンです。
カブ スーパーカスタムのエンジンです。
カブの角目の初代がこの車体スーパーデラックス(SDX)(1982/4発売開始)でその次に出たのがスーパーカスタム(SCM)(1983/2発売開始)となります。
このSCMの最大のウリはなんと言ってもリッター180㎞という超低燃費なところでしょう。この数値はカブの歴史の中で最省燃費です。色々と規制のある現状ではこの記録が破られることはないと思います。
もう一つ特徴的なのはヘッドのマニホの付け根辺りからホースが出ていますがこれが副吸気回路と呼ばれるもので、上部の小さなタンクに混合気を蓄えておくことで、吸気時に勢いよく、大量の混合気を送ることができ、同時にスワール(渦巻)を発生させることにより燃焼性能を飛躍的に高めているのだそうです。
実際にホースを軽くつまんでアクセル煽るとホースが縮むのがわかります。
この副吸気回路が備わったモデルが最高燃費を記録したということを考えると一定の効果はあるのだと思います。
あとあまり知られていませんがSCMの前期のエンジンは4速のギア比が0.88。
SDX、SCM後期、それ以降のキャブ車の角目カスタム、リトルカブの4速モデルも4速のギア比は0.958。
この差はかなり大きいと思います。ストップ・アンド・ゴーの少ない場所やツーリングとかだとより恩恵を受けると思います。
このギアが欲しくて手に入れましたが、このエンジン自体が調子良いのでストックエンジンとして保管してます。
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