モトラのエンジンの腰上（シリンダーヘッド、シリンダー周り）をバラしました。
全体的に外観通りの中身といった感じです。
シリンダーヘッド
シリンダーヘッドはカムもバルブもヘッド自体も無理すれば使えるレベルではあります。
モトラのヘッドは普通の12Vのヘッドに比べポートも大きく、バルブも大きいものが付いています。
つまり無加工で使う前提であれば12Vヘッドよりはパワーが出せます。
ボアアップするのであれば、おあつらえ向きとも言えます。
ただし！かなり曖昧な記憶ですが、たしかバルブスプリングは違ったような・・モトラはダブルスプリングですが６Vのバルブスプリングとは違ったと思います。つまり強化品に変えようと思ったとき、６Vのダブルスプリングも12V用のシングルスプリングも合わないし、モトラ用の強化バルブスプリングも存在しなかったと思います。
昔強化しようとして色々試行錯誤した記憶があります。
カムも通称『モトラカム』と呼ばれる特殊なものが付いています。
これもモアパワーを求めて社外品に変えようと思ってもありません。
昔タケガワから出ていましたが、現在は廃盤です。一部中華系エンジンにも使われているらしいですが、僕自身検証していないのでここでは割愛します。
シリンダー
シリンダー内部は
シリンダーとピストンの固着はたいしたことはありませんでした。と言ってもガチガチに固着していなかっただけで、再利用は無理です。
あくまで予定ですがストックのキタコのライトボアアップキットの新品があるのでこれを使おうかと考えています。
品質が安定していて、個人的に信頼できるボアアップキットです。
ピストン
シリンダーがアレなんでピストンもこれです
おまけにコンロッドにピストンピンが固着してピストンが動きません。
しょうがないのでピストンは付けたままでクランク外します。
クランク単品でダメージなくピストンが外れればいいですが、これだけ固着してればコンロッド小端部も無事ではないと思います。
モトラは6Vですが12Vと同じRクランクなので何個かクランクのストックはあるのでそちらを使うかも知れません。
今回も動画撮りましたのでどうぞ。
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